スタッフブログ
東日本大震災復興支援ボランティア活動の報告
2011.05.17
CATEGORY:スタッフブログ
こんにちは、シール印刷の上田です。
5月に入り暖かい日が続く中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
「がんばろう、日本!」というフレーズを日々耳にしていますが、東日本大震災が起き2ヶ月あまりが過ぎました。最近では、被災地の状況ではなく福島原発の話題がニュースの大半を占めていますね。
そもそも福島原発事故の元凶となった、3月11日の東日本大震災のことが記憶の中から薄れているような気がしてなりません。多くの死者、行方不明者を出した大震災直後の生々しい様子をタイムリーに放送していたメディアのすごさが、今では報道番組のトップニュースは原発の話題ばかりになってしまっていて少し淋しい気持ちになっています。メディアの影響力のすごさに驚かされている私です。
東日本大震災が起き、自分には何ができるだろうか、少しでも役に立ちたいと日々考えていました。そんな中、私は復興支援ボランティアに参加する貴重な体験をしました。
被災地に到着して目にした建物の倒壊、車や船の散乱した光景は、想像以上のものでした。復興という言葉には、まだまだ程遠い状況です。
私たちは家屋内の家具や瓦礫、床下の泥の撤去作業のお手伝いに行ったのですが、1階部分の天井まで津波が押し寄せてきた家屋内には、想像もつかないようなものが散乱し、唖然とし何から手をつけていいかもわからず、ただ立ちすくむばかりでした。まるで、映画のワンシーンを見ているような光景でした。
被災者の方を目の前にして、私はかける言葉が見つからずただ作業をするしかありませんでいた。そんな自分に「ありがとうございます、ありがとうございます。」と何度も言葉をかけてくれた方の顔が忘れられません。
家族の一員を津波で亡くしてしまった方は、それでも気丈に懸命に立ち上がろうとしていました。私にくれた感謝の言葉や笑顔が目に焼きついて忘れることができません。ボランティアに来て良かったと思える瞬間でした。
この3日間を通じて自分にできたことはほんの少しの事でしたが、少しは役に立てたかと思います。小さな力でも積み重ねると大きな力になると思います。これからも機会があれば、何回でも足を運んでボランティア活動に参加したいと思います。
被災地はまだまだボランティアの数も足りず、復興への道のりは長く先が見えません。皆さんも一緒に東北の人たちの支えになりましょう。勇気を持って立ち上がりましょう。東北の人たちはきっと皆さんを待っています。
負けるな東北!! がんばろう日本!!