印刷用語集
仕上げ工程(しあげこうてい)
「仕上げ工程」は、印刷物が印刷された後に行われる一連の加工や処理を指す印刷用語です。これらの工程は、印刷物を最終的な製品として完成させるために不可欠です。仕上げ工程には、裁断、折り、綴じ、ラミネート、箔押し、型抜きなど、さまざまな作業が含まれます。
裁断は、印刷されたシートを指定されたサイズにカットする作業です。折りは、パンフレットやカタログなどの印刷物を所定の形状に折り畳む作業です。綴じは、冊子や本を製本する作業で、針金綴じ、糊綴じ、無線綴じなどの方法があります。ラミネートは、印刷物の表面にプラスチックフィルムを貼り付けて耐久性や防水性を高める作業です。
箔押しや型抜きなどの特殊加工も仕上げ工程に含まれます。箔押しは、金や銀の箔を用いて印刷物に豪華な装飾を施す作業で、型抜きは特定の形状に紙を切り抜く作業です。これらの工程により、印刷物に視覚的な魅力や独自性を加えることができます。
仕上げ工程は、印刷物の品質や完成度を左右する重要なステップです。印刷業者は、各工程を正確かつ効率的に行うことで、クライアントの要求に応える高品質な製品を提供します。