印刷用語集 A~G H~N O~U V~Z あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 記号・数字 色分解(いろぶんかい) 色分解(いろぶんかい)とは、フルカラー画像を印刷可能な基本色に分けるプロセスを指します。通常、印刷業界ではCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の4色を使用します。色分解の目的は、これらの基本色に基づいて画像を再構成し、印刷物において元の画像の色彩を正確に再現することです。 プロセスは次のように進行します。まず、デジタル画像を専用のソフトウェアで解析し、それぞれのピクセルの色をCMYKの4つのチャネルに分けます。次に、各チャネルごとにハーフトーンパターンを生成し、それを用いて印刷プレートを作成します。このプレートを使って順番に色を重ねることで、最終的にフルカラーの印刷物が完成します。 色分解は、色の忠実度と品質を維持するために非常に重要な工程であり、正確な色再現が求められる印刷物において不可欠な技術です。