印刷用語集
カッティングプロッター(かってんぐぷろったー)
カッティングプロッターとは、デジタル印刷技術における重要な装置の一つです。主にフラットな素材(例えばビニールシート、紙、布地など)を特定の形状にカットするために使用されます。これは、特定のデザインやロゴを持つステッカーやラベル、ポスター、テキスタイル用品などを製造するために利用されます。
カッティングプロッターは、コンピュータと連携して制御され、事前に設計されたパターンや形状に基づいて素材を精密にカットすることができます。この装置は、CAD(Computer-Aided Design)ソフトウェアやグラフィックソフトウェアを使用して設計されたデータを読み込み、そのデータに基づいて自動的に作業を行います。
カッティングプロッターの利点は、精密なカットと高速な作業が可能であり、短時間で大量の製品を生産することができる点にあります。また、デジタルデータに基づくカットなので、設計の自由度が高く、複雑な形状や細かなディテールを持つ製品を作成することができます。
印刷業界だけでなく、広告業界やテキスタイル業界などでも広く利用されており、製品のカスタマイズや個別生産にも適しています。技術の進歩により、さまざまな素材や厚みのものを扱えるようになり、多様な用途で活用されています。