印刷用語集
地(ち)
印刷物の上下を「天地」と表現し、下側を「地」という。印刷物は開いた状態で上から見た場合、正しい向きで読めるように設計されます。この際、各ページの上端を「天」、下端を「地」と呼びます。印刷物を正しく組むためには、天地を正確に把握し、ページが逆さまにならないように配置する必要があります。特に書籍や雑誌などの多ページの印刷物では、天地の設定が読みやすさや印象に影響を与えます。また、デザインやレイアウトにおいても天地を考慮し、ページの整列や画像やテキストの配置を行います。印刷業界では、デザイナーや印刷所が天地の地を厳密に管理し、最終製品が正しい方向で使用されるようにします。