印刷用語集
拡張子(かくちょうし)
拡張子(かくちょうし)は、ファイル名の末尾に付加される文字列で、ファイルの種類や形式を識別するために使用されます。印刷業界では、特に画像ファイルや文書ファイルの拡張子が重要です。例えば、JPEG(.jpg)、PNG(.png)、PDF(.pdf)、EPS(.eps)、TIFF(.tiff)などの拡張子は、各種の印刷用データファイルを指します。
拡張子は、ファイルを開くために適切なソフトウェアを特定する役割を果たします。たとえば、.jpgや.pngファイルは主に画像データであり、Adobe Photoshopやその他の画像編集ソフトウェアで開くことができます。PDFファイルは、Adobe AcrobatやPDFリーダーで開くことができ、印刷前のプレビューや校正に使われます。
印刷の品質や効率を向上させるためには、正しい拡張子を持つ適切なファイル形式を選択することが重要です。高解像度が必要な印刷物では、TIFFやEPSなどの非圧縮形式が推奨されます。これに対して、JPEGは圧縮形式であり、ファイルサイズが小さいため、ウェブ用や低解像度の用途に適しています。
拡張子の知識は、印刷業務においてデータ管理やファイル処理を効率化し、高品質な印刷結果を得るために不可欠です。