印刷用語集
付け合わせ印刷(つけあわせいんさつ)
付け合わせ印刷(つけあわせいんさつ)は、複数の異なる印刷物を1枚の大きな印刷用紙にまとめて印刷する技術です。この方法は、印刷コストを削減し、用紙の無駄を減らすために広く利用されています。特に、小ロットの印刷物や多種多様な印刷物を効率的に生産する場合に有効です。
付け合わせ印刷のプロセスは、以下のように進行します。
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デザインの配置:異なる印刷物を1枚の大きな印刷用紙に効率よく配置します。この配置は「面付け」とも呼ばれます。デザインソフトウェアを使用して、紙の無駄を最小限に抑える配置を計算します。
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印刷:大きな用紙にまとめて印刷します。これにより、一度の印刷作業で複数の異なる製品が同時に生産されます。
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裁断:印刷された大きな用紙を個々の製品サイズに裁断します。この段階で、異なる印刷物が分離され、最終製品となります。
付け合わせ印刷は、名刺、チラシ、小冊子、ステッカーなどの多様な印刷物で利用されます。小ロットの注文でもコスト効率を高めることができ、印刷業界で非常に重要な技術です。