印刷用語集
観音折(かんのんおり)
観音折(かんのんおり)とは、印刷物の折り方の一種で、開くと中央に折り込まれた部分が左右に広がる形状をしています。この折り方は、仏教の観音菩薩が持つ蓮の花の形状に似ていることから名前が付けられました。観音折は、パンフレット、リーフレット、カタログなどで広く使用されており、多くの情報をコンパクトにまとめつつ、広げると見やすく展開できる点が特徴です。
観音折の構造は、通常、三つ折りの状態で両端が内側に折り込まれ、開くと左右に展開します。これにより、読者は一度に多くの情報を視覚的に確認でき、重要なメッセージやデザイン要素を効果的に伝えることができます。また、観音折は視覚的なインパクトが強いため、特別なイベントやプロモーションなどでの使用にも適しています。
この折り方を正確に行うためには、折り目の位置や紙の厚さを考慮する必要があります。これにより、開閉がスムーズで、美しい仕上がりを実現できます。