印刷用語集
落丁(らくちょう)
落丁(らくちょう)は、書籍や印刷物において、ページの欠落や抜けが発生することを指します。これは印刷工程や製本工程での不具合やミスによって起こります。具体的には、以下のような状況が考えられます:
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印刷工程での問題: 印刷機での紙送りの誤りや、インクの不均一な供給などが原因で、ページが正しく印刷されない場合があります。
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製本工程での問題: 印刷されたシートを折り、綴じる際にページが欠落することがあります。また、カッティングやトリミングの際にも問題が発生することがあります。
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品質管理の不備: 印刷物の最終検査段階で漏れが生じ、不良品が出荷されることもあります。
落丁が発生すると、読者が本を開いた際に内容が欠けている箇所が目立ち、印刷物の品質や信頼性に大きな影響を与える可能性があります。特に大量生産される書籍や雑誌、カタログなどでは、落丁が発生しないように品質管理が徹底される必要があります。
印刷業界では、落丁を防ぐために様々な品質管理のプロセスが設けられており、印刷機の調整や製本工程の精度向上が重要視されています。また、品質問題が発生した場合には、迅速な対応と修正が求められます。