印刷用語集
ミシン目(みしんめ)
印刷物のミシン目は、用紙を簡単に切り離すための小さな穴や切れ目の列です。通常、クーポン、チケット、申込書など、特定の部分を切り取って使用する印刷物に使用されます。ミシン目があることで、はさみやカッターを使わずに手で簡単に紙を切り離すことができ、利用者にとって便利です。
ミシン目は、機械で用紙に穴を開けるパンチングプロセスで作られます。この過程で、一定間隔で穴や短い切れ目が施され、容易に切り離せる構造が形成されます。ミシン目の間隔や形状は、用途やデザインによって異なります。例えば、細かいミシン目は切り離しやすく、粗いミシン目はしっかりとした綴じ具合を保ちます。
また、ミシン目は印刷の後加工として行われるため、デザインやレイアウトの段階で考慮する必要があります。適切な位置にミシン目を配置することで、利用者がスムーズに切り離せるだけでなく、美観も損なわないようにすることが重要です。