印刷用語集
プリプレス(ぷりぷれす)
プリプレスとは、印刷物を実際に印刷する前の準備工程全体を指します。この工程には、デザインの作成から始まり、レイアウトの確認、画像の加工、カラーマネジメント、印刷用の版作成までが含まれます。具体的なステップとしては、デジタルデザインソフトウェアを使用してレイアウトを作成し、その後、校正を行って誤字脱字やレイアウトの不具合をチェックします。
次に、画像やグラフィックの色調整や解像度の最適化を行い、最終的なデザインデータを作成します。これには、適切な解像度(通常は300dpi以上)とカラーモード(CMYKなど)の設定が含まれます。その後、これらのデータを印刷機に適した形式に変換し、版を作成します。版の作成には、従来のアナログ方式や、デジタル化されたCTP(コンピューター・トゥ・プレート)技術が使用されます。
プリプレスの品質が印刷物の最終品質に大きく影響するため、この工程は非常に重要です。正確なプリプレス作業が行われることで、高品質な印刷物が安定して提供されます。