印刷用語集
刷本(すりほん/さっぽん)
刷本(すりほん)は、印刷工程で試しに印刷された見本のことを指します。この見本は、最終的な印刷物がどのように仕上がるかを確認するために作成され、デザインや色調、レイアウトなどの細部をチェックするために使用されます。
刷本は、デザイナー、クライアント、印刷業者が最終確認を行う重要な役割を果たします。これにより、実際の大量印刷に入る前に、誤字脱字、色の不一致、レイアウトの問題などを発見し修正することができます。また、刷本を通じて紙質やインクの発色など、実際の印刷物の物理的な仕上がりも確認することができます。
刷本の確認が完了し、すべての関係者が納得したら、最終的な大量印刷に進むことができます。これにより、品質の高い印刷物が確実に提供されることが保証されます。刷本の作成と確認は、印刷物の品質管理の一環として欠かせないプロセスであり、最終的な製品が顧客の期待に応えるものであることを確実にするための重要なステップです。