印刷用語集
プロセスインキ(ぷろせすいんき)
プロセスインキは、カラー印刷において使用される基本的なインキで、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色で構成されています。これらのインキを重ね合わせることで、多彩な色を再現することができます。この4色の組み合わせを「CMYKプロセス」と呼びます。
プロセスインキの特徴:
- 色再現性:CMYKの組み合わせにより、印刷物に豊かな色彩を再現できます。各色を小さなドット状に配置し、それらを重ねることでフルカラーの画像を表現します。
- コスト効率:4色のインキだけで多様な色を表現できるため、特別なインキを使わずにコストを抑えることができます。
- 一貫性:印刷プロセスにおいて、一貫した色の再現性を確保するために、プロセスインキは標準化されています。
使用例:
- 雑誌や新聞:大量生産される印刷物において、プロセスインキは標準的に使用されます。
- ポスターやパンフレット:フルカラーの画像やデザインを必要とする印刷物に最適です。
- 包装材:製品のパッケージにも多く使用され、ブランドカラーの正確な再現が可能です。
プロセスインキの使用により、高品質でカラフルな印刷物を効率よく生産することができます。印刷業界では欠かせない存在です。