印刷用語集
継ぎ目(つぎめ)
印刷用語の「継ぎ目」(つぎめ)は、印刷物のデザインやレイアウトにおいて、隣接するページや部分が連続的につながる箇所を指します。特に、冊子や本の製本において重要な概念です。継ぎ目を正確に処理することで、デザインの一体感が保たれ、読みやすさや視覚的な美しさが向上します。
継ぎ目の処理は、以下のような場面で重要です
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見開きページ:隣接するページが連続したデザインを持つ場合、継ぎ目を自然に見せることが求められます。写真やイラストが継ぎ目で途切れないように注意する必要があります。
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折り加工:パンフレットや地図など、折りたたみ式の印刷物では、折り目が継ぎ目となります。折り目に沿ったデザインや情報の配置は、開いたときの見栄えに大きな影響を与えます。
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製本:本や雑誌のページ綴じ部分も継ぎ目の一部です。背表紙やページの端がずれないように設計し、製本後も見やすくするための工夫が必要です。
継ぎ目の処理は、印刷物の品質に直結するため、デザイナーや印刷業者は細心の注意を払います。適切に処理された継ぎ目は、読者にとって快適な読書体験を提供します。