印刷用語集
台割(だいわり)
台割(だいわり)は、印刷物のページ構成やレイアウトを計画するための工程およびその計画書を指します。雑誌やカタログ、パンフレットなどの出版物において、各ページにどのコンテンツを配置するかを決めるための重要な作業です。台割は、編集者やデザイナーが印刷物全体の流れやバランスを視覚化するために使われます。
台割の作成では、まず出版物の総ページ数を決定し、それぞれのページに広告、記事、写真、イラストなどのコンテンツを割り当てます。これにより、ページ間のバランスや内容の流れを調整し、読者にとって読みやすく、興味を引く構成を目指します。また、印刷や製本の工程を考慮し、見開きページや綴じ代などの技術的な要素も反映されます。
台割は、手書きで行う場合もありますが、最近ではデジタルツールを使用することが一般的です。これにより、変更や修正が容易になり、効率的な作業が可能です。台割の段階でしっかりと計画を立てることで、印刷物の完成度が高まり、スムーズな制作進行が実現します。