印刷用語集
タック(たっく)
タック(Tack)とは、粘着剤や接着剤の粘着性や接着力を示す用語です。具体的には、接触時に材料がどれだけ瞬間的に粘着するか、または接触してすぐに引き離す際の抵抗力を指します。タックは、ラベル、ステッカー、テープなどの粘着製品の性能を評価するための重要な指標です。
タックの種類:
- 初期タック:接触してすぐの粘着力。ラベルやステッカーを貼り付ける際に重要です。
- 永久タック:長期間にわたって粘着力を維持する能力。パーマネントな接着を必要とする用途に適しています。
- ボールタック試験:ボールを斜面から転がし、粘着剤の表面に接触させてどれだけの高さで止まるかを測定します。これにより、粘着力の強さを定量化できます。
- 指触試験:指で触れて粘着性を直感的に評価します。手軽ですが、主観的な方法です。
- ラベル・ステッカー:初期タックが高いと、貼りやすく、すぐにしっかりと固定されます。
- 医療用テープ:適度なタックが必要で、肌に優しく、簡単に貼ったり剥がしたりできることが求められます。
- 包装材:梱包作業での効率性を高めるために、強力なタックが重要です。
応用例:
タックの適切な管理と選定は、粘着製品の品質と使いやすさに直結します。