印刷用語集
天糊(てんのり)
印刷用語の「天糊」とは、主に冊子やメモ帳などの製本方法の一つを指します。天糊製本は、ページの天(上部)を接着剤で固めてまとめる方法です。この製本方法は、ノートやメモ帳、伝票などの製品によく使用されます。
特徴
- 簡単なページ切り取り: ページの上部のみが接着されているため、必要なページを簡単に切り取ることができます。
- コスト効率: 製本方法が比較的シンプルであるため、大量生産に向いており、コストを抑えられます。
- 手軽さ: ページをめくりやすく、使用が簡単です。
天のり製本の工程
- 印刷と裁断: 必要なページを印刷し、指定のサイズに裁断します。
- 整列と固定: ページを揃え、上部(天)を固定します。
- 接着: 接着剤を天に塗布し、固めます。
- 乾燥と仕上げ: 接着剤が乾燥したら、最終的な仕上げを行います。
用途
- メモ帳: 書きやすく、ページを簡単に切り取ることができるため、ビジネスや学校でよく使われます。
- 伝票: 複写式伝票など、切り取りが必要な帳票類に適しています。
- ノート: シンプルな製本方法であるため、手軽に使用できるノートにも採用されます。
天糊製本は、その簡便さと実用性から、多くの場面で利用されています。この製本方法は、特に頻繁にページを切り取る必要がある場合に適しています。