印刷用語集
Z折(ぜっとおり)
Z折(ゼット折り)は、印刷物や紙をジグザグに折り畳む方法で、名前の通り、紙が「Z」字のような形になることからその名が付けられました。この折り方は、冊子、パンフレット、カタログ、地図などに広く使用されています。
Z折の主な利点は、紙をコンパクトにまとめながらも、多くの情報を整理して掲載できる点です。通常、紙を均等な幅で山折りと谷折りを交互に繰り返して折り畳むため、開いた時には順番に情報を閲覧でき、折り目が多くても見やすさが保たれます。特に、地図や旅行案内など、広い範囲の情報を小さく折り畳む必要がある場合に非常に便利です。
また、Z折は印刷面の保護にも役立ちます。折り畳むことで印刷面同士が直接触れ合わず、擦れや汚れから守ることができます。製品のプレゼンテーションを向上させ、顧客に見やすく、手に取りやすい形で提供するための優れた方法です。このように、Z折は情報の整理、保護、そしてプレゼンテーションの面で多くの利点を持つ折り方です。