ここがサカエマーク
エンボス加工はどこまで細かくできるのか・・・?
2017.05.08
CATEGORY:ここがサカエマーク
みなさんこんにちは、制作の増田です
本日は”エンボス加工”についてお話します。
紙に凹凸を生み出し時には繊細に、時には強いインパクトを与えるエンボス加工。
「エンボスシールってなんだかオシャレだし高級感が出ていいわよね〜
うちのお店のロゴをエンボスのシールにできないかしら?」
と考える方も結構いらっしゃるのでは…?
「でも、エンボス加工ってぶっちゃけどこまで細かいデザインを表現できるの?」
そんな素朴な疑問を解決すべく、試してみました!
こちらが弊社が配布していたエンボスサンプル。
少し見えずらいですが、蝶々の触角部分がところがまぁまぁ細いかな?というところで、
「これぐらいのデザインなら凹凸が出ますよ〜」と今まではお知らせしておりました……
しかし、今回はこれをはるかに上回る細かさに挑戦するのです……
そして!今回挑戦した図柄がこちら!
私、これでもかという程に細かいデザインを考えてみました。
本当にこのデザインでもエンボスの凹凸が出るのか…?
弊社で箔用のマグネシウム版やエンボス加工専用の版の作成をお願いしているサカエ彫巧社様に相談をしながらいざ作成へ……
\ そして完成 /
(今回はおまけで2色の特色印刷も行いました)
どうでしょうこの見事なエンボス!
これだけ細かいデザインでも見事に凹凸を表現できました!
注目はこちら!
こちらの桔梗?の花などなんと大きさ1mmですがきちんとエンボスとして浮き出ています!
データ作成のポイントとしては、
・線の太さは最低0.4pt
・デザインの最小サイズは0.3mm以上
であればエンボス加工で凹凸が出せるようです。
(材質や素材の厚みにより数値が変化する可能性が十分にありえますので、実績のない素材で作成する場合は校正刷をすることをお勧めいたします。)
今回使用した素材は艶消ホイル紙・艶有ホイル紙(金銀2種類)です。
薄い素材やデザインによっては圧をかけた際に破れてしまい、製品として完成しないこともありうるので、ご注文される際はまずはお気軽にお問い合わせください!